投稿手記 相田 淳子

相田 淳子

毎日、ハピネスに囲まれているはず

相田 淳子

産業カウンセラー・TCカラーセラピスト
心のエステ主宰


今日も何もいいことなんかなくて・・・と一日の終わりに思ったことはありませんか?あー、可もなく不可もなく終わったかぁ、こんなんでいいのかなぁと自嘲気味にため息をついたことはないですか?卵巣ガン患者だと告知を受けるまでのわたしがそうでした。 

「わたしは大丈夫、ガンじゃない」と妙な自信を持ち手術に臨みました。おそらく、とても怖く、恐怖があまりにも大きすぎて自己防衛機能が働き、まるっきり逆の言動をとっていたのだろうと思います。迅速病理検査の結果は悪性、両卵巣、子宮および脚の付け根のリンパ節が摘出され、手術は終わりました。後日、付き添いをしてくれた母親から「とても長く重い時間で息苦しかった」と聞き、共に闘い見守ってくれた存在に胸が熱くなったことを今も思い出します。大きくあたたかい愛情をとても強く感じた瞬間でした。
手術後、半年間に及ぶ抗がん剤治療を受けた期間は無我夢中で過ごしました。一回一回の治療が早くスムースに終わるように-それだけを考えていたのです。「終わればこっちのものだ!」とひたすら強気。看護師さんや共に治療を受けていた仲間たちと情報交換をし、いかに快適に過ごすことにチャレンジを重ねる毎日でした。抗がん剤治療を早く終わらせれば副作用もそれでオシマイ!と言い聞かせ、半年間を全力疾走で駆け抜けたのです。

抗がん剤治療が無事終了し、退院後まもなく復職しました。治療で全力疾走した後です。以前とは異なると覚悟をしていたけど、現実はあまりにも厳しかった。がくんと落ちた体力と気力にがっくりしました。「こんなはずじゃなかった」-半年間の治療をやり終えた自信も、人生で苦労を重ね困難を乗り越えた実績すら、どこかに消え去ってしまいました。このまま回復できないのか、そして病気はどうなるのだろうか・・・堂々巡りを繰り返し論理的に考えることができず、踏ん張り続けてきたわたしの心は瞬く間にしょげてしまいました。

人の話を聴く勉強を始め、ある日、ふと思ったのです。物事は一方から見るだけではなく、焦点の当て方次第で、気付かない「光・明るさ」を実感できる・・・と。ネガティヴにフォーカスすれば、おのずと意識はそちらに向くので、「ネガティヴ」ばかりを拾ってしまう。それならば、どんなに小さくても変化(喜び・ハピネス)に焦点を絞ってみたら?と思ったのです。また、くよくよ悩むことも否定せず、考える時間=自分がするべき・したいことを探す時間と定義づけてみると、
いい時間を過ごしていると胸を張っている自分を感じるようになりました。もちろん、凹むこともありますが、凹みを平らにできる力が強くなっています。

悩み、苦しみ・・・同じではなく、解決方法、対処方法も異なって当然ではないでしょうか?
わたし達は、自分の頭と心が拒むことがないやり方、考え方で向き合っていけると信じています。
何か話してみたいな、考えや気持ちを整理したいな・・・という時、「もみの木」に寄ってみようと
思っていただけるような集まり、患者会でありたいと活動を続けています。おいしいものを一緒に
楽しんだり、個々の悩みをうかがったり、ドクターや薬学博士がわかりやすく講義をする集まりも
開催しています。悩むのも自分らしく、そして自分らしく解決する-共に探せたらいいですね。

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