投稿手記 藤原 義久

藤原 良久

『定』

藤原 良久

患者の集い・モミの木・代表


<患者の集い・モミの木>と密接な関係にある瀬田クリニックは、現在、医療法人社団滉志会という大きな組織に発展しましたが、その組織名〔滉志会〕の〔滉〕とは、もちろんクリニックの創始者である故江川滉二先生のお名前に拠るものです。

とすると、瀬田クリニック・グループも、また我々患者会も、大きく〔滉志〕に包まれた存在だとは言えないでしょうか?

ところで、その広く、深く、誠実な〔志〕……江川先生の素晴らしい人間性を育んだであろう証拠の品!?を、かつて目の当たりにしたことがあります。

伊豆にある江川本家の玄関に掲げられた大きな額がその品です。
御存知の方も多いとは思いますが、江川先生は、有名な伊豆韮山の代官……日本で最初の反射炉建設や、種痘を始めて公的に行った江川太郎左衛門の直系の子孫で、その御実家は一般に公開されおり、玄関には誰でも入ることが出来るのです。

そして入った人の目にまず留まるのが、前述した大きな額で、そこには、江川家が責任を持つべき仕事上の〔定〕が認められています。

第1条は次の書き出しで始まります。
「毒薬ならびに似せ薬種売買の事禁制す。もし違犯の者あらばその罪重かるべし。」

この額を仰ぎ見た瞬間、なにかとても愉快な気分になり、ついで大きな安心感が全身に広がってゆきました。

このような伝統に育まれた精神、すなわち江川先生の誠実さが生み出した免疫細胞療法を受けることが出来て、本当に良かったと心から納得出来たからです。

〔滉志〕は〔患者の集い・モミの木〕のメンバーにとって、大きな安心の拠りどころであり、その証拠が、伊豆韮山の江川本家にある定め書きのように思えてなりません。

終わり

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