連載『がんを生き抜く』その39

この点に関して、平均的収入の日本人が実行できる唯一の防衛手段は、がん保険への加入である。それも、最低300万円以上の保障があるものがいい。先端的な自由診療を自らの治療に積極的に取り入れようとすると、すぐに数百万円以上の治療費請求がやってくる。
「がん保険など不要だ」という人もいるが、この世界にいると絶対にそのようには思わないのである。自分自身、保険会社などでの講演で、何度もこの点に関して訴えてきたつもりである。車の保険には入っても、がん保険には入らないのが、私にはむしろ不思議である。一生のうちに大きな保障が必要なほどの交通事故を起こす人はほとんどいないはず。しかし、日本人の3人のうちふたりは、一生に一度はがんになる時代なのだ。

ただし、ここで読者に気をつけていただきたいのは、「先端医療」と「先端的自由診療」はまったくの別物であるということだ。

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