連載 『進行がんを眠らせる』 その240

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体内のがん細胞を非自己の細胞に変える

免疫細胞療法の大きな課題の一つに、いかにしてがん細胞だけを特異的に免疫系に認識させるかがあります。強力な攻撃が正常細胞にも及ぶことになれば、細胞毒性の抗がん剤治療と大差ないことになってしまいます。

同じ先端医療の一翼を担う遺伝子療法も、がん細胞のみに遺伝子を運び込む有効な方法を手探りしている状況です。とくに全身に広がったがん細胞にどう対処するかは、難題中の難題といえます。

しかし、まったくの足踏み状態というわけではありません。これらの難題を同時にクリアできる新しい研究成果が、瀬田クリニックグループの「先端医科学研究所」で生まれようとしているからです。

その療法とは「自分のがん細胞だけを、他人の細胞にしてしまう」というもの。そんな魔術のような新しい研究が治療に生かされる日がそれほど遠いことではないかもしれないのです。

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