連載 『進行がんを眠らせる』 その204

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温熱療法は単独でも効果を発揮しますが、ほかの治療法と組み合わせることで相乗効果を生み出し、化学療法や放射線治療とも相性がよいといわれています。

また温熱療法には免疫活性を促す効果があるのではないかとも考えられています。実際、免疫細胞療法とも相性がよく、すでに瀬田クリニックグループでは東京の花小金井クリニック(加藤幹雄院長:本書執筆時)と提携して、温熱療法との併用治療を始めています(なお、温熱療法に関することでの記述は、加藤院長への取材にもとづいてまとめたものです)。

温熱療法はこう作用してがんを叩く

温熱療法がなぜがんの治療に有効なのか、今度は理屈も面から考えてみましょう。

人間の体の細胞組織は、増殖が盛んな状態です。43度近くまで温度が上がると生理活性機能が失われ、死んでしまいます。これは細胞の個体レベルで見ると、がん細胞でも正常細胞でも変わりません。また増殖が停止期にある正常細胞の組織では、外部からの加温に対して熱を逃がすという機構がきちんとはたらいています。

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