連載 『進行がんを眠らせる』 その85

IMG_20161219_153412 (2)

「がん」は意思をもって“生”を存続させる・・・

ライオンは、草原の餌物をすべて食べつくしてまで自分たちの種を増やそうとはしません。マンボウは、天敵に食べられても余りあるだけの無数の卵を産み、自分たちの遺伝子を確実に子孫に引き継ごうとします。

生物種はすべて、みずからが生き残るようにその環境内で生存数のバランスをとっています。ダーウィン的自然淘汰の理論にしたがえば、「バランスのとれた種は生き残る」。つまり、バランスをとるようにふるまうことを選択した遺伝子をもつ種が、存続できるということになるのです。

草原のエサをすべて食べつくさないという本能や習性は、ライオンの意思ではなく、個々のライオンが生まれる前からすでにもっていた遺伝子の意思です。親が子に教えなくても、子どもが自然にある種の行動を起こすのは、受精卵の遺伝子ゲノムにすでにプログラムとして組み込まれているからです。

Facebook Auto Publish Powered By : XYZScripts.com